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キーンコーンカーンコーン…
この音も聞き飽きたな。
たまには、ポップで明るくしてみるとか、ハードロックな感じで、目覚めよくしてくれるとかしてくれりゃあ、こっちもやる気が出んだけどな。
いや、そりゃ関係ねぇか。
そんな事どうでもいか。
飯!!飯!!
やっと、昼飯だよ。
これが終わりゃあ、あと今日は…
三時限もあんのか…
もう限界なんすけど。
まぁ…どっちにしても寝るけど。
とりあえず購買にパン買い行こ。
「和毅!!お前、また、八橋に怒られてたな。」
「…ああ。いつもの事だろ。」
隣から俺を追いかけてきたのは
『柳井 翔太』
うるさいぐらい元気で、クラスのムードメーカー。
「まぁな。和毅がまともに授業受けてるのなんか
、想像するだけで気持ち悪い。」
「気持ち悪いは余計だ。」
で、後ろから冷静に突っ込んできたのが
『加賀 颯斗』
冷静沈着。ガリ勉でもないのに、勉強出来ちゃうタイプ。
俺らは、タイプは違うんだけど、何となく毎日一緒。ここに入学してから、もう三年目を迎えたけど、これだけは変わらなくて。
コイツらの中でなら、素直になれちゃってる俺がいる。
いつもの様に、購買でパンを買って、自販でコーヒー牛乳を。
で、そのまんまグランド前の外階段直行。
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