0人が本棚に入れています
本棚に追加
雨が降らなきゃ、基本的にここで飯。
誰が決めた訳じゃねぇんだけど、何時からか、ここで食うのが当たり前になってた。
「なぁ?」
「っあ?」
「あの子、大丈夫だったかな…」
そう話し出したのは、颯斗だった。
横で、『はぁほぅだほぅはぁ…』
って、意味不明な言葉を使い、お気楽にしてる翔太の横で、心配気な表情。
「どうだろうな…」
「考えてもしょうがなくね?
とりま、サッカーしようぜ!!」
翔太さ…
どんだけ楽観的なんだよ、お前。
出かけた声をギリギリで引っ込めた。
まぁ確かにそうなんだけどさ。
あの子の為になる訳でもねぇし。
何が出来る訳でもねぇしな。
そうなんだけど…
何か引っかかるつうかさ。
あんなに綺麗に笑うヤツ…
初めて見たから。
最初のコメントを投稿しよう!