初恋

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雨が降らなきゃ、基本的にここで飯。 誰が決めた訳じゃねぇんだけど、何時からか、ここで食うのが当たり前になってた。 「なぁ?」 「っあ?」 「あの子、大丈夫だったかな…」 そう話し出したのは、颯斗だった。 横で、『はぁほぅだほぅはぁ…』 って、意味不明な言葉を使い、お気楽にしてる翔太の横で、心配気な表情。 「どうだろうな…」 「考えてもしょうがなくね? とりま、サッカーしようぜ!!」 翔太さ… どんだけ楽観的なんだよ、お前。 出かけた声をギリギリで引っ込めた。 まぁ確かにそうなんだけどさ。 あの子の為になる訳でもねぇし。 何が出来る訳でもねぇしな。 そうなんだけど… 何か引っかかるつうかさ。 あんなに綺麗に笑うヤツ… 初めて見たから。
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