噂のアイツは普通だった
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小さい頃から一人でいるのが好きで、いつも本を読んでいた。 漫画から随筆まで様々なジャンルのものを読んだが、やはり推理小説が一番良い。犯人が誰か予想するのはもちろん、それが当たった時の嬉しさは何度経験しても新鮮だ。 そんな俺は高校生になっても友達はいず、図書委員として毎日を過ごしている。とはいっても図書委員は当番制だから俺が図書室にいるのは週二日だけ。それでも図書室は俺にとっての大切な居場所だった。
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