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わたしの言葉に、彼は目を丸くした。
そして、いつもの優しい笑みを見せてくれた。
「そうだね……。」
「コウちゃんは、わたしの『憧れ』兼『彼氏』なんだから……これからもずっと。」
「うん。じゃあ琴ちゃんは……俺の、『ハニーガール』だね。」
「……蜂蜜少女?」
「違うよ。蜂蜜みたいに甘い気持ちにさせてくれる、特別な女の子ってこと。」
そう言いながら彼は、わたしの額にそっとキスをくれた。
初めての恋を知った。
相手は、自分の夢に真っ直ぐに生きる人。
そして、彼が導いてくれた。
わたしにとっての『夢』を。
今は遠く離れていても、時に寂しい気持ちに負けてしまっても。
わたしたちが同じ夢を追っている限り、想いは繋がり続けていられる。
あなたはわたしに、
スイーツのような甘い恋を教えてくれました。
これからも途切れることのない、ストーリーと共に。
同じ未来に向かって歩き続ける、
わたしたちの恋と夢は
まだ始まったばかり ―――。
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