第2話

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「あの」 目の前の俺が、俺に呼びかける 「あたし、今。どう見える?」 どうみえるって…どう見ても、俺 な訳で 「俺は?どうなってんの?いや、待って…わけわかんねー」 どうすりゃいいんだ!? 「ちょっとこっち来て?」 「あっ!」 俺の手を引っ張る俺は、非常階段へと連れて行った 「こんな事、あるの?!」 「んなこと聞かれても…」 「あ、あたしのバッグ貸して!」 「はっ?」 いつの間にか知らないバッグを肩にかけていた俺 それを目の前の俺が取り中から何かを取り出した 、
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