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「三島さん、仕事が面白くない……」
「こんな売れっ子が何を言うんですか?うちの事務所はうれしい悲鳴ですよ。」
「だってさ~、芸能界って、もっと乱れているのかと思ったら、まったくだよ」
「乱れてないからいいんです!」
三島が悲鳴に似た声をあげる。
「せめて、プロデューサーに抱かれるとかさ~。乱交パーティーとかあってもよくない?」
「これが……美少女からの口からでてくるとは……」
三島が呻くように声をあげ、しきりに額の汗を拭ている。
「労働だってさ~。未成年は深夜営業が禁止だから。
これが私の野望を遮っているの!
夜中の焼き肉後に乱れたパーティー……
だから、私、夜の食事にも連れて行ってくれないだよ!」
「社長と連れていってあげたでしょう!」
「保護者付じゃ、つまらん」
「なんか、一般の女の子の発言になりましたねぇ」
ふうう、三島は汗をぬぐう。
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