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「仕事の路線を変えてみるとか。
せめて、ヌードにとか、あ、ヒモ水着なら許す」
呆れたように三島は声を出す。
「……なんか、許すとこ間違っていますよ。誰がぺったんこな胸を見たいと思うんですか?
第一に社長が許しませんよ」
胸……ぺったんこ……
さすがに黙ったか。言いすぎちゃったかな?
でもこれで安心して、運転に集中できると、前を見たら
「じゃあ、三島さんが揉んでよ」
「ぶっうううう!!!!!!」
な、なに言い出す子の?この子?
慌てすぎて、曲がる場所間違えてしまったことに気が付いた。
「胸って、揉むと大きくなるんでしょ。
私、グラビアみたいな胸がほっしい!」
「しません!」
はあはあ……息が荒くなった三島に
「え、私、国民的美少女だよ。もったないと思わない?」
後ろの席から覗き込むようにいわれるが……
「思いません。
私の仕事は国民的美少女のイメージを守る仕事です」
「マネージャーなら、ほら、バレにくいし」
頭が痛くなる。
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