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亜朱さんは『ガッツリ貰いなさい。会社はいらないわよ。現金をもらいなさい』そう言った。
もう、敦郎は黒。
そう思いたくなくっても、現実はそうなのだから。
「・・・・分かりました。では、裁判で使えるような監視資料を作成させて頂きます。それと・・・」
報告の仕方を聞かれた。
月1回の報告。
それは郵送ではなく、事務所に伺う。と言う事にした。
手元に資料を置きたくない。
それが本音だった。
事務所を出れば、見ていたかのように亜朱さんからの電話。
これから会う約束をし、電話を切った。
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