第2話 こんな姉妹はベタじゃない

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「じゃ、じゃあね!」  奈津子はわざとらしく笑顔を作り、咲の手を引いて家を飛び出して帰ってきた。  ……嵐のような二人組だったな。 「……疲れる」  とはいっても、学校に行ってから友達ができそうで安心した。  IJIMEという現象に遭遇することはなさそうだな。 「ちょっとぶらっと散歩でもしに行くか」  鍵を閉め、オレは家をでた。
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