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な、なんだこれ?
私は、この正体不明の感情を隠すようにあわてて早峰くんに話しかけた。
「じ、じゃあ 変身 してみませんか?」
自分でもびっくりした。何いってるんだろ私?
「へんしん?」
早峰くんは驚いた表情をして私をみてきた。
そりゃあ驚くよね…。早く訂正しなきゃ!
「いや、やっぱり「やります!!」」
えっ?いまなんて?
「僕、変わりたい!って思ってたし、篠崎さんなら信用出来るから」
早峰くんは、照れ笑いを浮かべていた。
早峰くんは変わりたいって願ってるんだ!ここでやらなきゃ私じゃない!!
私は背筋をシャキッと伸ばし仁王立ちをしながら宣言した
「やるってきめたらビシバシいくよ!名付けて、『早峰くん 変身☆ボーイ大作戦!』」
私の宣言は、昼休み終了のチャイムと共に空き教室に響き渡った。
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