第3話

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私達は、放課後に集まることにして 教室に戻り、席に着くと凛ちゃんが一目散にこっちにむかってきた。 なんか、怖い(泣) 「奈々! どーいうこと!?」 「な、なにが?」 「はぐらかさないで!」 私はびっくりして体がビクッとなってしまった。すると凛ちゃんは語調を少し弱くして尋ねてきた。 「なんで、あの地味男といたのかってこと。」 「え、えっとぉ(;゜∀゜)」 早峰くんと話したくて、そしたら変身させることになったんだ!! なんて言えないし...。 「べ、勉強!!」 「勉強?」 「そう!!!」 凛ちゃんがオウム返しで聞いてきたのをすかさず返した。 「早峰くん、高1なのに高3の勉強してて、私も教えてもらいたいなぁって!!」 これは、観察してて気付いたことだけど。 「これから毎日教えてもらうんだ!」 次から次へと嘘がでてくる。 ごめん!凛ちゃん! 「まあ、いいけど。気をつけてね、相談とかあったらすぐしてね?」 凛ちゃんは、ため息交じりで言ったけど、そこにはちゃんと優しさがある。 ありがとう。凛ちゃん! そして、私は一言。 「大好き!」 といって、抱きついた。 よしよしって撫でてくれる凛ちゃんは、なんだかお姉さんみたいにみえた。 凛ちゃんには、 いつか本当のこというね。
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