第3話

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ーーー放課後。 昼休みの空き教室で、早峰くんと2人で作戦会議。 「んー。まずは、目標を決めなきゃだね!」 「 目標 ですか。」 「んーーー……。そうだ!!」 「へっ?」 私のいきなりの大声に早峰くんは、間 抜けな声をだした。 「こんなのどう?『目指せリア充!』 」 「りあじゅう?」 早峰くんは、不思議そうに首をかしげた。 「要するに!目指せ彼女持ちってことだよ?」 「か、かかかか彼女!?????」 今度は、血相を変えて首をブンブンよこに振った。 「無理じゃないよ?早峰くんかっこいいし、もう少しポジティブになれば、きっとすぐクラスの人気者だよ!」 「篠崎さん…。」 早峰くんは目を輝かせ私見つめた。そして、すごく優しく微笑みながら、 「ありがとう。」 っていってくれた。 私は、嬉しくなって早峰くんに笑いかけた。 すると、早峰くんはうつむいてしまったけど、顔が赤いような気がしたのは私の気のせいだよね?
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