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十「そして総司」
沖「え゛、僕…?」
未香ちゃんにお酌してもらっていた沖田さんが、露骨に嫌そうな顔をした。
十「後は一に平助って所かな」
平「オレまで女装対象に入ってんのかよ!?」
斎「褒められてこれほど不愉快に思ったのは生まれて初めてだ」
平助君と斎藤さんの顔もかなり渋る。
確かに女装が似合うって言われても嬉しくないかもな…。
未「沖田さんの女装みたいな~♪」
沖「う゛っ…」
土「女装だったら十鬼がすりゃいいだろうが」
十「俺は別に構いませんよォ?どうせ慣れてるし?でも、せっかくだから他の奴の女装を見てみたいな~♪
俺の日頃の苦労を味わえ、特にトッシー」
土「なんで俺が名指しされなきゃならねえんだよ」
敬「ぜひとも、沖田君と土方君のいつもとはまた違った一面を見てみたいものです。ねっ、近藤さん?」
近「そっ、そうだな」
山南さんの爽やかな笑顔からにじみ出る黒笑みに押され、近藤さんが頷いた。
沖「えっ、何?僕女装するの決定?」
土「俺も女装するのか…?」
十「この流れだとそうだろ。てか、そうだとしか考えられん。
と言うわけで、お二人さん参りましょうか」
沖・土「「どこに…?」」
十「俺の部屋。あそこだったら女物の着物だけでなく化粧も揃ってるからな。とびっきり可愛くしてあげますぜ、御二人さん」
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