第2話

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僕―三原 鳴は目を開けた いつも通りに1日が始まりそして1日が終わる。あっという間過ぎて行く…それが日常ってやつだ 「ふあぁ…」 寝起きは人は無防備になるとはこの事だろう 僕はベッドから体を起こして立ち上がりさっそく準備に取り掛かる 何の準備かと聞かれたら学院に行く準備と朝食の準備だ 僕の親は僕が小さい時に亡くなった、正しくは亡くなられたと聞いているが 云わば親が居ないから自分の事は自分でするということだ 「とりあえずはこんな感じで良いかな」 一先ず手軽に食パンと卵焼きを作る事を決めていた僕は火属性の魔法を応用し作られた魔法具を使い食パンを焼き、卵焼きを作った 食べながら学院に行く準備として制服に着替えていく こんな時代でも制服があるのは制服には強い防御魔法があり生徒を守る為だと言う ピンポーンと突如玄関付近から音が響き、 「遅刻するよー」 とソプラノのような澄みきった声が聴こえた 「遅刻はしないよ」 僕は玄関を開き、玄関前に居た女子―綾波 雫に向かってそう言った
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