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「それであんたはレイラを救えたかよ」
空気を戻そうとフェンドルバータがつぶやくように言う。
ウィンシアが返す言葉を失った。
「あんたはもう、俺が何を言いたいかわかってるはずだ」
「それは…駄目だ、ようやく落ち着いてきた一族を…」
「駄目ならいいや、他をあたる」
さっさと見切りをつけて降りていくフェンドルバータの肩を掴む。
間が悪く、そこへアルスとセリューナが降りてきた。
「何をやってるんだ」
慌てて、ウィンシアが手を離した。
「や、ちょっくら将来の話を」
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