敬祐の過去

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敬「木島って人可愛いの?」 健「はっ!? なな、なんで!?」 瞬「わかりやすっ!笑」 健「瞬うるせーよ!笑 てか敬祐、優子ちゃん知ってんの!?」 敬「知らない。 瞬が言ってた。」 テンパってる人の典型的な例を見た気がする。その子のこと好きなのかな。まあなんでもいいや。 健「てかドラムは? 俺あの人いいと思うんだけど。」 目線をその人に移しながら健一が言った。 その人は先輩と笑顔で会話をしていた。 敬「へー、かっこいい。」 瞬「お前が言うと皮肉だねもはや。 あいつ同じクラスだわ。 賑やかな人だよ。」 健「ほーう。 とりあえず話しかけてくる。」 すげー。とりあえず話しかけに行くのがすげー。 感心しながら健一を見ていたら、すぐにその人をこちらに連れてきた。 こういうときは… 無言になる! 「あ、柳田くん、クラス一緒!」 第一声でわかった。この人賑やか。 瞬「そうそう! 中川くんだよね!? ドラムやってるの?」 中川英哉。サブタイトル付けろと言われたらEveryday Enjoy。そんなイメージ。 英「やってるやってる! ドラマー勧誘パターン!?」 瞬「いえす! どう?」 英「最高! よろしく!」 健「よーっしゃ! 揃った! 俺ギターね、よろしく。 こいつボーカルでこいつがベース。」 英「中川英哉! よろしくっす!」 とりあえずバンドが結成出来たみたいでよかった。 ただ、ドラムとベースは一緒に練習することが多いのだが、果たして気が合うのかどうか… その日は一言も交わさず部活を終えた。
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