敬祐の過去

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「こんちは! 初めまして笑」 目線の低い位置からニコニコと話しかけてくる男子。見たことある。 敬「初めまして笑」 前に英哉と廊下で絡んでた人。 この人って例の… 「あ、俺桜井俊樹。よろしくね。 軽音部にイケメンいるから連れてこいってこいつらに言われてさ笑」 「あたしは言ってないから!笑 あ、木島優子、よろしくね!」 やはりこの人が木島って人か。 一言で言えば高嶺の花。ちっちゃいけど。 俊「で、こいつが伊藤隼人。 坊主じゃない野球部で覚える。」 隼「うっす。」 イカツイ。第一印象。 敬「よろしくっす。 鈴木敬祐。 で、なんか用事があると?」 俊「用事ってか仲良くしよーぜーっていう自己紹介。笑 ごめんね突然。」 敬「いやいや嬉しいよ笑 あ、例の健一と同じ中学の人たち?」 健「そうそう。英哉以外だけどね。 あと1人女バスの人がいる。」 なかなかの大所帯で受験して皆で受かったというのは本当らしい。 なんか楽しそうな連中だと雰囲気で感じた。 俊「で、優子。どうすりゃいいのよ。笑」 優「いや、あたしも見に来ただけだし笑 」 健「緊張してんじゃねーよ笑 とくに隼人。」 隼「人見知りなんだよ笑」 健「まあ、こんなやつらだ。笑 良かったら仲良くしてやってくれ笑」 敬「おう笑」 そこでその日の会話は終わった。 面白いのは英哉が一言も話さなかったところ。 …なんだろうあの人たち。 いい意味での言葉だ。面白そうな連中に目を付けられた。
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