敬祐の過去

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この人達に話しかけられてから俺は会う度に挨拶をされるようになった。 もちろん自分からするときもある。 ある日に通りすがりに桜井くんに会った時に遊びに誘われた。 俊「隼人とか健一とかと飯行くんだけど、よかったら行かない?」 テスト前だが、特に勉強の予定も遊びの予定もないため一緒に行った。 この時に初めて目にした子が2人。 どちらもいい意味で男勝りの女子であった。 優「こっちが佐絵でこっちが沙也加。」 ざっと紹介はされたが、正直まだよくわかっていない。 佐「ずいぶんかっこいい人がいるもんだねー。笑」 敬「初見でそれはやめてください笑」 英「健一と敬祐ってなんかすげーな。 かっけー。笑」 俊「自信無くすね、元から無いけど。」 健「お前は小さいの除いたらパーフェクトじゃん。」 俊「身長やめい! 不可抗力だボケい!」 敬「はははっ笑」 俊「笑うなし!」 佐「てか、鈴木くんだっけ? 昼休み1組来なよ。 あたしら毎日集まってるからさ笑」 敬「わかった。 昼休み暇だし、行かせてもらう!」 俊「よっしゃあ! 大家族みたいになってきた!笑」 決して馴染んでるわけではないだろう。 自分でもこの人たちの中で話していて気を遣わない場面はほとんど無いくらいだ。 でも、変かもしれないが、この人達とは仲良くして行きたいと思った。
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