敬祐の過去

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数日後、俊樹から予想外な話が皆にされた。 俊「なんか向田さん、いじめられてる?らしいんだ。」 正義感の塊のようなやつにこの疑惑を放っておくことはできなかった。 英「守ってやれよ。」 俊「もちろん。 だから明日はここ来れないかもしれない。」 行動が早い。 きっと正義感とかではなく、我慢ができない性格であるため、モヤモヤを残せずすぐに行動に出たのだろう。 しかしその顔にいつもの余裕はなかった。 クラスの人を敵に回すかもなど、珍しくマイナスな発言をしていた。 佐「なんか心配。明日見に行こ。」 優「そうだね。皆で助けよう。」 これは俊樹が教室からいなくなってから話してた内容。 健「いや、それは俺らの役目だよ。」 敬「そういうこと。 てかいいよ、どうせ明日古典の教科書借りに行く予定だったし。」 健「そっか。 あんま沢山行ってもあれだし、じゃあ頼んじゃうわ。 なんかあったらすぐ行くからな。」 ここで英哉が出てこないのは、風邪で休養中だからである。 英「ちくしょう(鼻声)」
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