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俊樹のなんともいえない表情から
俊「いや、これは...」
というなんとも言えない言葉が漏れた。
どういうことだ!
そう言おうとした瞬間、口を開いたのは隣で伏せながら涙を流していた女の子だった。
「違うんです!!」
こっちを見た瞬間また顔を伏せてしまったが、再び顔をあげてこれまでの経緯を話し出した。
敬「ていうことは転校生って」
俊「この子だ。」
敬「初見が泣き顔かい!」
良く考えれば当たり前なことだが、まさかこの子が例の子だとは思わずに出た言葉であった。
そこで俺は初めて教室の雰囲気が重めなことに気がつき、教室をあとにした。
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