敬祐の過去

23/25

9人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
俊樹のなんともいえない表情から 俊「いや、これは...」 というなんとも言えない言葉が漏れた。 どういうことだ! そう言おうとした瞬間、口を開いたのは隣で伏せながら涙を流していた女の子だった。 「違うんです!!」 こっちを見た瞬間また顔を伏せてしまったが、再び顔をあげてこれまでの経緯を話し出した。 敬「ていうことは転校生って」 俊「この子だ。」 敬「初見が泣き顔かい!」 良く考えれば当たり前なことだが、まさかこの子が例の子だとは思わずに出た言葉であった。 そこで俺は初めて教室の雰囲気が重めなことに気がつき、教室をあとにした。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加