-陽炎に染められて-

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「早く大人になって先輩を連れ出して2人でどこまでも逃げたい」 「鷹くん」 「…その時は一緒に来てくれますか?」 「うん。いくよ、どこまでも鷹くんについてくよ」 彼の背中に手を回す。 広くて大きくて逞しい身体。 「約束ですよ」 彼とまた約束を交わす。 今はまだ遠い未来への約束。 ずっと一緒だよ。
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