土に埋る彼女
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「……僕は、嬉しかったんだ。 冬はいつも僕を不幸にするから、あの日も僕は部屋に籠もる以外の事をする勇気がなかった。 誰かに手を引いて欲しかった。 外に出る勇気が欲しかったんだ。 それを君は全てくれた。 優しく手を握ってくれた。 外へ引っ張り出してくれた。 冬は、悪いものじゃないって、君が教えてくれたんだ。」 話し出すと、その時の事が鮮明に思い出されて、涙が頬を伝い、声が掠れた。
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