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優は同じ歳の従兄。でも中学は別で子供の頃は一緒に遊んでいたりもしたけど、互いに成長する度に会う機会も減っていた。
「今年も叔父さん達と来たのか?」
「そうなんだけど、毎年父さんはいつものとこで飲んでるから一人で来てるよ」
「あ―、いつものとこね」
父親同士が兄弟の従兄の私達には『いつものとこ』は互いに同じ店を指してた。
「優、誰?誰?」
「ごめん。従妹なんだ。一緒でもいいか?」
「「全然いーよ」」
優の後ろで様子を見てた友人二人がニコリと笑かけると月は遠慮がちに頭を下げた。
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