明日香

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僕はきみのことを最後の最後まで傷つけてばかりだった。 もし望みが叶うなら、 もう一度きみに会って謝りたいとも思う。 きみの笑顔が見たい。 きみの声が聞きたい。 きみの温もりを感じたい。 そう願っても、 もうきみは僕の隣にはいない。 二度と叶うことのない望みなのだ。 だから、 僕はきみが最期にくれた日記帳を、 肌身離さず今でも大事に持っている。 きみと繋がっていられるような気がするから。 未練がましいときみは笑うかもしれない。 そう思うなら、 心の底から笑えばいいと思う。 その方が僕としても心が落ち着くから。
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