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「色々あるね。それに宝石は高く売れるだろうし暫くお金に困ることはないかな」
「そうですわね。ですがちゃんと働かなくてはなりませんわよ?そうしないとすぐお金なんかなくなるんですから。わかりましたわね?」
「はーい」
そんなこんなで栗栖のお話しを聞いてから30分が経過した、なんかコウモリとか目の退化した四足歩行のトカゲみたいなのとかが沢山ワサワサしてて気持ち悪い。
そんなオレを察したのか、はたまた栗栖も同じ事を思ったのか…徐に手を掴まれ転移を発動した。
次に目に映ったのは空を赤く染める夕陽、でもフロンティアの方が綺麗だな。
そして、数キロ離れたところに外壁に囲まれた街がある。
栗栖の話によると七代貴族が一つ、闇の貴族のダーク家が治める街らしい。
今は夕方であと少しすれば夜になる時間帯、少し急ぎ足で街に向かう……夜になって閉め出されたら目も当てられないしね。
少し経って門の前に着いた、夕方なのに人が13人ほどいる。オレ達は1番後ろに並んで順番を待つことにした。
最後尾にいるオレ達を前にいる人達がチラチラ振り返って見てくる、服装に関しては地球とメリアは大差ないからそれが原因じゃないはず……ていうかこっちの方が派手だったりロリロリだったりするのが多い。
やっぱり、栗栖が美人だからかな……はっ、どうだ愚民共!!私の栗栖は絶世の美女なんだぜ!!
声を大にして言いたいけど周りに迷惑だからやめとく、栗栖の顔が夕陽のせいか赤くなっていた。
どうしたんだろう。
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