プロローグ

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プロローグ

桜の花びらが段々と散りゆく頃―― 今まではあまり考えたりもしていなかった。 『恋』ってどんなものだろう? 16年間彼氏のいないあたし。 じゃあ誰かを好きになったことは? そんなことを考えると いつもあの人の笑顔が思い浮かんで そのたびに胸がチクチクと痛む。 その痛みはきっと この恋が叶わぬ恋だからなんだ―――
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