プロローグ

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???「へぇ、母さん今日は余裕があったんだな。」 母さんは朝仕事が早いから、大体朝飯は俺は自分で作っている 京香「じゃあ私今日は日直だから先に行くわね?」 ???「あ、待ってくれ。包帯だけ巻いてくれないか?やっぱりお前が巻いた方がしっかりするんだわ。」 京香「はぁ..................分かったよ。ほら、こっち来て?」 ???「悪いな。」 京香に一言謝り、部屋に置いてある姿見の前に座り包帯を京香に渡す 姿見の中には俺の姿が写されている ボサボサの無造作な黒髪、半開きの目、普通の鼻、普通の唇、ここまでならまだいいが、俺の右目を覆う包帯が違和感を少し..................いや、かなり醸し出している 別にこの包帯を中二病的な感じで着けている訳じゃない 実は俺は中学に入ってすぐに誘拐されてしまったことがある その時に誘拐犯に右目を縦に切りつけられ、そのせいで右目は見えなくなってしまった それ以来、この傷を他人に見られるのが嫌になったので包帯で隠すことにした まぁ、学校では中二病野郎とあらぬ疑いをかけられている
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