合性良人と言う人物について①

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「その芸人がね、また面白くってー」 「うんうん その人、俺も凄い面白いな?って思っていつも見てる」 「だよねー さっすが『良い人』! 話が通じて嬉しい!」 「いやいや 俺もたまたま好きだったってだけだよ」 今日も私の愛しのダーリンこと合性良人(あいせいよしひと)は、いつも通り『良い人』ぶりを存分に発揮していた。 今喋っていたのは女子生徒。 かなりマイナーが芸人が大好きならしく、誰も話について行けないらしい。 そんな時、たまたまダーリンに声を掛けてみるとあら不思議! すっごく話が合ったそうな。 という経緯で、彼女と仲良くなったらしい。 彼を好きな側の人間としては、あまり好ましくない光景だ。 まあ、本当の好きなのかも分からない初恋の自分としては、少し複雑な気持ちではあったが。 でも、いつ見ても彼は凄いと思った。
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