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「その芸人がね、また面白くってー」
「うんうん
その人、俺も凄い面白いな?って思っていつも見てる」
「だよねー
さっすが『良い人』!
話が通じて嬉しい!」
「いやいや
俺もたまたま好きだったってだけだよ」
今日も私の愛しのダーリンこと合性良人(あいせいよしひと)は、いつも通り『良い人』ぶりを存分に発揮していた。
今喋っていたのは女子生徒。
かなりマイナーが芸人が大好きならしく、誰も話について行けないらしい。
そんな時、たまたまダーリンに声を掛けてみるとあら不思議!
すっごく話が合ったそうな。
という経緯で、彼女と仲良くなったらしい。
彼を好きな側の人間としては、あまり好ましくない光景だ。
まあ、本当の好きなのかも分からない初恋の自分としては、少し複雑な気持ちではあったが。
でも、いつ見ても彼は凄いと思った。
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