変人勇気と言う人物について①

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あの突飛な告白事件から、約一ヶ月が過ぎた。 あれ以来、あのびっくり女は毎日のように俺のクラスへやって来る。 そして無駄に俺に抱きつき、休み時間目一杯まで俺のクラスで時間を潰し、チャイムと同時にダッシュで教室を去る。 そんな毎日を繰り返していた。 「お前らさぁ、やっぱ付き合ってんじゃん?」 俺といつも一番よくつるんでいて、かつ小学校からずっと同じ学校、しかもずっと同じクラスの腐れ縁並の友達、友愛(ともよし)が、俺にとって世にも恐ろしい事を言ってきやがった。 「何言ってんだよ! そんな訳ねえだろ!」 そうだ。 そんな訳は無いのだ。 何故なら彼女はーー この学校一の変人だから。
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