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話
直木
「2人とも様になってんなー」
香蓮
「着るか?」
直木
「え、お前のを?」
香蓮
「そんな訳ねーだろ」
…賢くなっても相変わらずだね
メガネのおかげでインテリに見えるのに話した瞬間台無しだよ、これ
でもそれが直木らしくてなんだか安心した
すっかり成長した僕達。環境も変わってしまったけれど中身はなかなか変わらないようで、嬉しくなった
直木
「なぁなぁ、久しぶりだし飲みにいこーぜ!」
提案するときに挙手する癖も相変わらずだ
香蓮
「いいなぁ!色々話そーぜ!早瀬も行くだろ?」
凪
「え、うーん……いくよ」
本当はあんまりいきたくないけど…会うのは久しぶりだし、色々話したいこともある
僕の言葉に、大人な2人は子供のようにはしゃいだ。どうせなら…と直木はなにか思いついたようで、ケータイを取り出すと操作し始めた
凪
「なにしてるの?」
直木
「田中も呼んだ」
あぁ、納得
しかし振袖や袴で行くのはまずいだろうとなって、店は香蓮が予約して皆着替えてから飲みにいくことになった
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