第1話

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聞こえる声で言えば、ハッキリするのかな? そう思って、イラついた気持ちのままヤケになった。 そうだ、言ってやれ。 その意図が、好意でも悪意でも、どっちでもいい。 拒否するチャンスだし。 「したいようにするから。」 意気込んだ私をへし折るように、舌打ちするように呟かれた。 意味分かんない。 面倒で、その意図を聞くのをやめた。 ここで聞かないから、また脳内を占領されて、グラグラグラグラするんだ。 アホくさ…。 むず痒い行為を繰り返す。 空腹時は、糖分が足りなくてマトモな思考はできない。 やめちまえ。 グラグラするのも、考えんのも。 したいように? どーぞどーぞ、御勝手に。 鼻で笑ってやるわ。
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