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いつも彼女は昼頃から夕方頃の間に訪ねてきて二時間くらいブランコに揺られている・・・彼女と僕。
ときどき彼女を見ると、ときどき彼女と目があった。それだけだった。
彼女がブランコから降りると、バイバイの合図のようになった。
僕が
「じゃあ」
と言うと彼女は、
コクン
と大きく頭を縦に振って門のほうへ、少し目で見送って僕は中に入る。そんな感じだった。
あるときトク爺が尋ねてきた。
「何を お話しされていますか?」
と聞いてきた。
僕は・・・
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