「彼女とブランコ」

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また眠くない・・・ 眠れない日々が続いている。 ・・・彼女は、僕のを取り上げて 「やっぱり こっちのほうも なのだぁですぅ」 彼女は知り合ったあの日からずっと僕の前では日本語がチャーミングだ。 「そうこれこれ!! ですぅ」 そういいながら、彼女は無邪気に美味しそうに僕のをほおばる。 僕は何も言わず口を尖らせながらそんな彼女をじっと見ている。 ときどき彼女も瑠璃色の輝く瞳で僕を上目遣いに見返す。 彼女のためなら・・・ ときどき彼女が本当に女神だと思えるときがある。 彼女と僕は同じ歳なのに・・・ 彼女は・・・上になったり下になったり・・・  大人びて見えたり、幼子のように見えたり・・・ 不思議は素敵だ・・・。 あれっ  やはり眠ったときは決まってリアルな経験したような夢を見る。 いや? 経験したことだったのか。 実際の・・・過去のことだったのか? ・・・わからない。
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