始まり・・・終わる・・・

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暫く歩くと通路の終わりが見えた 大きな扉 壁に扉がある訳ではなく 通路そのものを塞ぐ大きな扉だ (・・・・・) 扉に近づき観察する ドアノブがあり、 その下に鍵穴がある 扉は押すか引くか・・・ どちらかで開くことが出来き 鍵は掛かっているかどうか? 現段階では分からない (・・・・・) 少女はドアノブを掴む ・・・・・・・・・・ ドアノブを掴み、暫くたつ ・・・・・・・・・・ 少女は動かず、じっとしている ドアノブを掴んだまま動かない (・・・・・ん!?) 扉を開くことが出来ない 開くどころか・・・ 押すことも、引くことも出来ない ドアノブを掴んだまま 動けなくなった (・・・・・っ!?) 手が動かない 手がドアノブから離れない 体がこうちゃくしている (・・・なんで!?) 「はぁ・・・はぁ・・・」 呼吸は乱れ、 心臓の鼓動が激しくなる (く・・・苦しい) 何かに胸を 締め付けられる様な感覚 「はぁ・・・はぁ・・・!?」 少女は崩れ落ち、 胸を抑えてうずくまる 「ゲホ・・・コホ・・・」 吐き気に襲われ、 口を手でおおい、咳き込む 「はぁ・・・はぁ・・・」 ・・・・・・・・・・ 暫くして、少女の体調は回復する 少しずつだが呼吸も安定し、 自分の意識を取り戻す (あ・・・・・手・・・) 落ち着きを取り戻すと 手が離れている事に気づく 自分の手が自由に動くのが 凄く不思議に感じる
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