第4話

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名護さん「――――――ッハ!!?」 名護さん「恵……」 名護さん「どこにもいない……」 教祖「ほう、意外と早く復活しましたね」 名護さん「!!貴様、俺に何をした!」 教祖「フフフ、察しはとっくに付いているものと思いますが…?」 名護さん「~~~~ッッッ」 教祖「まぁ宜しい。では私の口から説明しましょう。―――私はファンガイアの中でも特異な能力を持っていましてねぇ。いわば、精神感応能力とでもいいましょうか」 名護さん「精神…感応…!?」 教祖「左様左様。あらゆる知性体の精神に働きかける能力です。それを応用すれば、なかなか面白いことが出来ましてねぇ。先ほど貴方にやったのもそれですよ。見たところ、楽しい夢を見ておられたようですが」 名護さん「ふざけるな!とんだ悪夢だ」 教祖「それもまた結構!」 名護さん「く…町の人々がおかしかったのもその力のせいというわけか?」 教祖「ええ。洗脳なんてものは十八番ですよ。しかも時間はたっぷりありました。闘技場、集会所、広場…人の集まるところには頻繁に顔を出し、じっくりと深層心理に命令を刷り込ませておきました。それで大半の人間はどうにかなりましたが…あなた方のような、滅多に人前に出てこない人間、あと我々に強い疑念を抱く人間の内幾人かは支配を脱してしまわれた…嘆かわしいですねぇ」 名護さん「…」 教祖「しかしね?それでもこうして間近で強力な力を使えば、短時間であれ対象を錯乱させることができるのですよ」 名護さん「なるほどそういうことか…厄介な能力だ。俺も初めて見るな」 教祖「さらに!」 名護さん「!?」 教祖は暗黒の波動を放った!名護さんに10のダメージ! 名護さん「ぐお、頭が…」 教祖「この波動は攻撃用ではありません。しかし、精神感応能力の効力を高めるという追加効果があるのです」 名護さん「うおおおおおお…グラグラする…」 教祖「さぁ、夢の続きに惑いなさい!」 名護さん「うわあああああああああああああ!!体中に小さな襟立健吾がまとわりついてくる!!!」
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