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昼休みに大学のカフェテリアでマイにアイツの事を訊かれた。
「ミカは彼の事ずっと好きだったんでしょう! 何故一緒の高校に行かなかったの?」
わたしは優しく笑いながらマイの苺をお箸で突き刺してイチゴに言った。
「ウッサイ! 何度も言わせないで! アイツが突然お別れしよう!って。
小さい時は優しかったのに、ちょっと素敵な制服に浮かれたからって」
「ミカ顔が般若になってるよ!」
マイがわたしのお箸から苺を咥えて楽しそうに言った。
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