-zero story-

2/4
前へ
/7ページ
次へ
  あるところに、1人の青年がいた。 髪は黒くて、くしゃくしゃしていたが、綺麗な天然パーマ。 純日本人だが、薄茶色の瞳を持っていた。 顔は綺麗系よりも可愛い系。 背丈は男性の平均身長よりも低い方。 笑った笑窪(エクボ)が印象に残る青年だった。 そんな青年は生まれつき身体が弱かった。 物心ついた時から、病院で入退院を繰り返していて、『二十歳までは生きられないだろう』と医師から宣告されていた。 それから医師の宣告通り、ある日青年の生命(イノチ)に終わりがやって来た。 誰もいない病室のベットの上。 意識が朦朧とする中、青年は願った。 .
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加