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あるところに、1人の青年がいた。
髪は黒くて、くしゃくしゃしていたが、綺麗な天然パーマ。
純日本人だが、薄茶色の瞳を持っていた。
顔は綺麗系よりも可愛い系。
背丈は男性の平均身長よりも低い方。
笑った笑窪(エクボ)が印象に残る青年だった。
そんな青年は生まれつき身体が弱かった。
物心ついた時から、病院で入退院を繰り返していて、『二十歳までは生きられないだろう』と医師から宣告されていた。
それから医師の宣告通り、ある日青年の生命(イノチ)に終わりがやって来た。
誰もいない病室のベットの上。
意識が朦朧とする中、青年は願った。
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