Yes!ウサギが呼びました!

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「断る」 「却下」 「お断りします」 「だが断る」 「あっは、取りつくシマもないですね♪」 バンザーイ、と降参のポーズをとる黒ウサギ。 しかしその眼は冷静に四人を値踏みしていた。 (肝っ玉は及第点。この状況でNOと言える勝ち気は買いです。まあ、扱いにくいのは難点ですけども) そろそろ耀が黒ウサギの耳を引っ張るんだよな(笑) これは乗らなきゃダメでしょ 「えい」「よっと」 「フギャ!」 耀と晴が力いっぱい引っ張った。 「ちょ、ちょっとお待ちを!触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」 「まあ、まあ、黒ウサギ ちょっと落ち着けって。俺らだって理由もなく引っ張った訳じゃないんだからさ」 「り、理由ですか?」 「ああ、理由だ。それは……」 俺は耀に視線を送ると耀も理解したように頷く 二人一緒に声を揃えて 「「好奇心の為せる技」」 「自由にも程があります!というか、晴さん!全然対した理由じゃないじゃないですか!?」 俺は笑って誤魔化した 「へえ?このウサ耳って本物なのか?」今度は十六夜が右から引っ張る。 「……。じゃあ私も」 「ちょ、ちょっと待━━━━━」 今度は飛鳥が左から。左右に力いっぱい引っ張られた黒ウサギは、言葉にならない悲鳴を上げ、その絶叫は近隣に木霊した。……黒ウサギ南無三。 「━━━━あ、あり得ない。あり得ないのですよ。まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは。学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに違いないのデス」 あ、やべぇ(笑) 結構本気で黒ウサギ泣いてるよ 「いいからさっさと進めろ」 流石十六夜さん!安泰の鬼畜っぷりっスね! 「それではいいですか、御四人様。 定例文で(ry」 「ギフトゲーム?」 「なぜか私の台詞が消えたような気がするのデスが気にしません! そうです!既に気づいてらっしゃるでしょうが、御四人様は皆、普通の人間ではございません! その特異な力は様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた恩恵でございます。『ギフトゲーム』はその“恩恵”を用いて競いあうためのゲーム。 そしてこの箱庭の世界は強大な力を持つギフト保持者がオモシロオカシク生活できる為に作られたステージなのでございますよ!」
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