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「うん、私ね?都市伝説とか大好きなの!」
「そうなの?」私は少しきょとんとした、と言うよりも意外なので驚いていたと言うのが正論なのだ。
「入れてくれるの本当に?」
「うん、大歓迎だよ!」
「本当にありがとう彩夏、頑張って残りの部員集めようね?」
「勿論そのつもりだよ!」
「私達で皆で、部員集めよう?」
「うん!」私はそう強く頷いて返事を返した。
次の日の朝私は学校に行くと、学校掲示板に貼り紙がしてあったのを見付けた。掲示板にはこう書かれたポスターが張ってある
「えっと、何々……」
幽霊部員の方大歓迎!今すぐ図書部へ入部しませんか?
何だかとんでもないキャッチコピーだった。そして私はこの貼り紙に少し苛つきを感じた、
何故ならこれから部活を作ろうと活動している人に対して失礼じゃない?と思ったからだ。
基本、私しかそう思っていないかもしれないが……
廊下を歩いていると、突如冷たい冷気が通り過ぎていったような気がした
「寒っ……今何か冷たい物が、気のせいだよね多分?」
私はそう思う事にして学校の教室までの長い廊下を歩いて行く。
多少違和感を感じながらも暫く歩いていると自分の教室が見えてきた
ガラッ……。教室の扉を開けた
そして私は教室内へと入った、変わらぬ何時もの教室彩夏はそう思っていた
けれど私は此処である異変に気付いてしまった。
「あれ?誰もいない……」彩夏は思わず、今目の前に映る光景に目を疑った
だけどよく見てみると、右から4番目の真ん中の席に男の子が座っていた。
「やぁ、おはよう?」彼はこちらを見ると挨拶をしてきた
誰だろう?彩夏は、何故だか彼に見覚えが無かった
「今日は土曜だよ、もしかして間違えて登校してきたの?」
男の子は挨拶の後に続けてそう言った。思わずその言葉を聞いて私は焦った
それよりも。「今日土曜日なの?」
彩夏は今日が休み土曜日。つまり休みだった事を忘れて学校に登校してきてしまった事に恥ずかしさを感じた。
だけど。「ちょっと待って?」私はその言葉の矛盾点に気付き、思わず彼にこう突っ込んだ。
「じゃあ、何であなたは学校に登校して来たのよ?」
「えっ、何か可笑しいかな?」
「可笑しいわよ、あなたも曜日を間違えたんじゃない!」
彩夏はプツンとなってきれた
けれど私が怒っていると、いつの間にか男の子の姿が消えていた。
「えっ、今のは一体…何…?」幻でも見ていたのか、私は不思議に思い
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