都市伝説探索部結成

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ながら教室を後にした。それから私は昇降口に向かって歩いて行った 暫く歩くと昇降口に着いた。彩夏は上履きを靴に履き替えると走って校門を抜けた そこを抜けて左に行った所に私の家がある。彩夏は全速力で走って家へと帰った 「はぁはぁ……」息を切らしながらも彩夏は走る。 すると数分くらいして、ようやく見慣れた一軒家が見えてきた 家の前まで着くと私は鍵で扉を開けて中に入ると直ぐに鍵を閉めた。 「今日が土曜だって事、すっかり忘れてたわ……」 私は恥ずかしさを感じながらリビングに向かった、部屋に入ると彩夏はソファーに横になるように座る その瞬間、ふと後から思った。あの男の子のお陰で今日が土曜だって事に気付けた。そう考えると結果オーライだったのかもしれない 私は一旦ソファーから起き上がり手洗いうがいをしに洗面所に向かった バシャッバシャッ……。蛇口から水を出すと、水は夏の暑さの為か生ぬるく感じられた 「この時期って水がぬるいわね」私はそう思いながら再びリビングに行ってソファーに座り込んだ 「テレビでも点けよっと、」彩夏はリモコンでテレビを点けようとスイッチを入れた パチンッ……。電力を発する音が部屋に小さく響いた私はテレビの電源を入れるとチャンネルをニュースに合わせた 【ニュース速報をお伝えします。新作の洋服通気性抜群な夏服が新発売されました】 「つまらないわ!」 ピッ……。再びチャンネルを回した 【ガチ○ピ○体操ー始まるよー】 「あっ?ガチ○ピ○だ、可愛いなぁー」 他には何かやっていないか?私はチャンネルを変えた。その時 ピッ、パチンッ…… スイッチを押した途端、テレビの電源が落ちた 「きゃあっ!何が起きたの?」 どうやら電源が落ちたようだ 「故障かしら?」彩夏はとりあえずテーブルに置いてあったケータイを手に取って其をいじり始めた。 とりあえず落ち着こうと思ったからだ ピッ…ピッ… ケータイ特有の機械音がリビングに小さく響く。 暫く夢中になっていじっていると それから数分くらいして、テレビは何とも無かったように極自然に点いた 「えっ、故障じゃないの?」思わず目を真ん丸にして私は驚く 同時に何だか恐くなった。そんな事もあり私はソファーに座りながら怖くてガクガクと震えた そんな時、玄関から微かに音がした。 「ただいまー、お姉ちゃん帰ってる?」 「あ、お帰り夏々……」私は妹が帰って来てくれたので
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