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『ウェア?・・・・・・・・ノー!アーユーメイ、ゴーイトゥッパウミー?』
(どこに?・・・・いやだ!俺を捕虜にするつもりだろ? ※Where?・・・・No, Are you make going to pow me?)
『あゆ?・・・・めい?・・・・・・ここにいても危険だ』
立ち上がらせようとしたが男は抵抗をする。
『ノウ!ノッターチ!』
(やめろ!触るな! ※No, Not touch.)
アメリカ兵は腰にぶら下げていた銃を取り出し、こちらに向けた。
『撃ちたきゃ、撃て・・・・俺にはもう・・・・知人はいない』
巌は構わず男の前にあぐらを掻いて座った。
『俺は・・・・味方を・・・・殺してきた・・・・・・・・』
『ワラユートーキンガバウ?』
(何を言っているんだ? ※What are you talking about?)
こちらを差す銃口を巌は見た。
日本式の銃とは違い、自動小銃と呼ばれる部類の物だ。こちらはいつ暴発するかも分からない回転式小銃。
それと人種の違いによる体格差、物資の豊富さ、どれをとっても勝ち目はない。
米国兵が何を言ってるかは全く分からなかった。だが、無抵抗の巌に銃口は徐々に頭から心臓、腹に向けられ、ついに彼は腕を下ろした。
『ホワイナッキィール?』
(なぜやらない? ※Why not kill?)
『斬る?・・・・・・君・・をか?・・・・・・・・私は刀は持っていない』
『キィーミー?・・・・ドゥーユーワナダイ?』
(私を殺せ?・・・・・・お前は死にたいのか? ※Kill me?Do you wanna die?)
『どういう罠?いや、罠じゃない・・・・人を殺すのが戦争の論理かもしれないが・・・・・・』
『ヒートウォー・・・・アクロス?ロンリー?・・・・・・ワイ、ドゥーユーロンリネス?』
(熱い戦争?・・・・交差して?独りぼっち?・・・・・・なぜ独りぼっちなんだ? ※Heat war? Across? Lonely? Why do you loneliness?)
『どういう論理?・・・・・・そんなの俺が知りたい』
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