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翌日、冥は頭を抱えながら授業を受けていた。何故昨日の少女は逃げたのか。さっぱりだ。何がいけなかったのか？
冥「うぐぅ。」
遥子「どうしたのよ。」
隣席の遥子が話しかける。さっきからうめき声が煩いのでとりあえず何に唸っているのか聞こうと思ったのだ。
冥「はい。実はですね。昨日・・・。」
冥は昨日あった事を全て話した。遥子はおとなしく聞いていたが少女を助けたの件で眉をつり上げた。
遥子「へぇー。学校サボったと思ったらそんなことをしてたの。」
微妙に棘のある口調だが冥はスルーして考え込む。
冥「むー。」
遥子「・・・何よ。ちょっとは私を見てくれたって・・・。」
遥子の呟きは冥には届かず今日の学校は終わった。
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