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彼女がブリッコ気味に、
「へ~そうなんだ!カワイイねぇ~。でもさー、あつやくんに、全然似てないよねぇ??てゆーか、真逆 ♪」
僕の顔をのぞきこみながら言ってくる。うざい。。。無視だ、無視。なんて思いながらも゛篤兄の彼女゛という存在に嫌われたくなくて、さも僕は無害なコです、的な発言をする。
「うーん、そうなんですか?僕自身、自分のことなのでよく分からなくて。。。」
「えぇ~??やっぱし真逆ダヨぉ!」
なにこいつ、うざい。僕は篤兄みたいにイケメンじゃないことなんて知ってるし。てか、仮にも彼氏のイトコの僕にそんなこというとかマジこいつバカだ。 そう、僕のイライラが爆発でもしそうになった時に、
「それよりさー、もう授業始まるよー?」 って、篤兄。
「それじゃあ、あたし、今日の席ハシッコだからいくねぇ??」
「おう、じゃあな!」
「、、、アリガト。」
「ん?なにが?笑」
「、、さっきの。」
「ん?あ、みさきにちゃんとあいさつしろよ?お前さっき、固まってたぞ?表情。」
「、うん。」 めんどくさいよ。
「みさきカワイイからな、みとれるのは分かるけど!笑」
(カワイイっていうのは間違ってないと思う。でも、みとれるわけないじゃん。)
「惚れるなよー」
(惚れる分けないじゃん。)
「…俺のモノだからな。笑」、、、、、、言われてみたいよ。
まぁ、そんなこと言えるわけもなく、僕は。
「篤兄が悲しむようなこと、僕がすると思う?」
なんて言って。
「だよな!でも、マジ可愛いだろー?アイツ!」
惚気ける篤兄の話に作り笑顔で
「そうだね。」
って、心にも思ってないことを言うんだ。
「おい、そこ!もう授業始まるぞ!」
近くにいた先生から叱られ、僕らは席についた。
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