第1話

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彼女がブリッコ気味に、 「へ~そうなんだ!カワイイねぇ~。でもさー、あつやくんに、全然似てないよねぇ??てゆーか、真逆 ♪」 僕の顔をのぞきこみながら言ってくる。うざい。。。無視だ、無視。なんて思いながらも゛篤兄の彼女゛という存在に嫌われたくなくて、さも僕は無害なコです、的な発言をする。 「うーん、そうなんですか?僕自身、自分のことなのでよく分からなくて。。。」 「えぇ~??やっぱし真逆ダヨぉ!」 なにこいつ、うざい。僕は篤兄みたいにイケメンじゃないことなんて知ってるし。てか、仮にも彼氏のイトコの僕にそんなこというとかマジこいつバカだ。 そう、僕のイライラが爆発でもしそうになった時に、 「それよりさー、もう授業始まるよー?」 って、篤兄。 「それじゃあ、あたし、今日の席ハシッコだからいくねぇ??」 「おう、じゃあな!」 「、、、アリガト。」 「ん?なにが?笑」 「、、さっきの。」 「ん?あ、みさきにちゃんとあいさつしろよ?お前さっき、固まってたぞ?表情。」 「、うん。」 めんどくさいよ。 「みさきカワイイからな、みとれるのは分かるけど!笑」 (カワイイっていうのは間違ってないと思う。でも、みとれるわけないじゃん。) 「惚れるなよー」 (惚れる分けないじゃん。) 「…俺のモノだからな。笑」、、、、、、言われてみたいよ。 まぁ、そんなこと言えるわけもなく、僕は。 「篤兄が悲しむようなこと、僕がすると思う?」 なんて言って。 「だよな!でも、マジ可愛いだろー?アイツ!」 惚気ける篤兄の話に作り笑顔で 「そうだね。」 って、心にも思ってないことを言うんだ。 「おい、そこ!もう授業始まるぞ!」 近くにいた先生から叱られ、僕らは席についた。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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