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だいたいの男はこれ以上ついて来ない。
まぁ、たまにしつこくついて来る男もいる。
その時は、走って逃げて撒くしかないけど。
今日の男は、まだ諦めがいいみたいだ。
たとえ、かっこよくても、あんな感じの軽い男は嫌。
私と深雪はさっきのナンパ男から、大分離れた所まで来て
「あーゆう軽い男は嫌い。どうせ『俺、カッコイイ』なんて思っているんじゃないの?」
私は笑いながら言った。
「だよねぇ。そんなにかっこよかったわけでもないのにさ!」
深雪も笑いながら言う。
「でもさー、愛梨だって自分に自信あるじゃん」
「当たり前よ!私はいいの!」
そんな事を笑って言いながら、私と深雪は街を歩いていた。
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