第1話

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その日俺は学校をやめた。 突然何を言っているんだと思う人もいるかも知れないしかし学校をやめた事は確かな現実だ。 「やっぱり成績かな...」 ぼやきながら帰宅する。 帰れば家族からの罵倒の嵐は免れない。 足が重くなる。 「遊びにでも行くか」 そう言って俺は繁華街に足運ぶ 精一杯の現実逃避だった。 丁度学校が終わる時間なのか制服姿の学生をちらほら見かける中にはカップルもいる。 「くたばれバカップル」 俺はそんな悲しい呟きをこぼしその場から去った。
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