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繁華街から歩いて少しの所に廃ビルがあるそこは俺にとってお気に入りの場所、繁華街の喧騒から隔離された場所。
立入禁止の札を無視して屋上まで上がる馬鹿と煙りと悪人は高い所が好きと言うが俺は馬鹿に入るんだと思う、屋上にはゴミが散らかっているそんな中に廃ビルには似つかわしく無い綺麗な少女が立っていたその少女今すぐにでも消えてしまいそうな程に存在が薄かった。
「あれは...あれだなどう見たってあれだな」
俺は少女が自殺しに来たのだと悟る。
彼女の雰囲気、立ち位置、場所を考えれば一発で気づく事だ。
「俺は知らん誰がどうしようと自殺しようと俺は知らん」
と自分に言い聞かてる間にも落ちそうだった。
あと一歩進めば落ちるそんな状態の彼女が足を踏み出した。
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