第2話

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「彼女はまだ生きていたかったと思いますよ」 「それは何故?」 「あの日…昼辺りに電話来たんです。彼女からね」 「なに…?」 「良い酒を用意していてくれって、楽しそうな声で… とてもじゃないけど、その日死ぬとは考えてなかったんですよ…彼女は」 「そうか…」 「槙原さん、彼女が用意してくれって言った酒…ありますよ?」 「………あぁ。 あんたも飲むんだろ?」 「えぇ…一緒に飲みませんか?」 「用意しておいてくれ、店の看板仕舞っといてやるから」 「わかりました…」
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