40人が本棚に入れています
本棚に追加
サトウとシュラ。
兎丸さんが描いてくれたバレンタインコラボ絵と、
私が描いたバレンタイン小説のその後の
お話です。
-------------------
3/14。放課後。
いつも通りサトウは歴史教材室にあるソファーに座り、一服しながら、くつろいでいた。
アヤはイレヴンに呼ばれ、足早に帰った。
まあ、今日は急ぎの書類仕事もなかったので、問題は無い。
ポチも、先ほど部屋に蝶が舞いこんだかと思うと、そのまま追いかけて出て行ってしまった。
首から迷子札下げておいたから、そのうち補導され帰って来るだろう。
バン!
ドアが勢いよく開いた。
ようやく来たか・・
「サトウ!なんだ用っていうのは?!」
「・・シュラ、ノック。」
「む、すまん。」
「遅かったな、なんかあったのか?」
「んん、さっき綺麗な蝶が飛んでてな、
思わず追いかけてたんだが、サトウに呼ばれてたの思い出して戻ったのだ。」
ズコッ
サトウはこけた。
「どうしたんだ、サトウ。」
「・・何でもねえよ。
シュラ、俺の机の上に乗ってる皿、やる。」
「皿?」
シュラが机の上を見ると、サランラップに包まれた皿を見つけた。
ラップを剥がすと、可愛らしいミニケーキみたいな、お菓子が出てきた。
「!。
・・・・可愛いな、小さいケーキか?
これ僕が貰っていいのか?///」
「バレンタインのお返し。
シュラがくれたのは、モンスターチョコだったけど、一応な(笑)
ちなみにそれケーキじゃなくて、デコッたクッキーだからな。」
「へ~、何でそんなこと知って・・・
ま、まさか!?!」
最初のコメントを投稿しよう!