ホワイトデー

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サトウとシュラ。 兎丸さんが描いてくれたバレンタインコラボ絵と、 私が描いたバレンタイン小説のその後の お話です。 ------------------- 3/14。放課後。 いつも通りサトウは歴史教材室にあるソファーに座り、一服しながら、くつろいでいた。 アヤはイレヴンに呼ばれ、足早に帰った。 まあ、今日は急ぎの書類仕事もなかったので、問題は無い。 ポチも、先ほど部屋に蝶が舞いこんだかと思うと、そのまま追いかけて出て行ってしまった。 首から迷子札下げておいたから、そのうち補導され帰って来るだろう。 バン! ドアが勢いよく開いた。 ようやく来たか・・ 「サトウ!なんだ用っていうのは?!」 「・・シュラ、ノック。」 「む、すまん。」 「遅かったな、なんかあったのか?」 「んん、さっき綺麗な蝶が飛んでてな、 思わず追いかけてたんだが、サトウに呼ばれてたの思い出して戻ったのだ。」 ズコッ サトウはこけた。 「どうしたんだ、サトウ。」 「・・何でもねえよ。 シュラ、俺の机の上に乗ってる皿、やる。」 「皿?」 シュラが机の上を見ると、サランラップに包まれた皿を見つけた。 ラップを剥がすと、可愛らしいミニケーキみたいな、お菓子が出てきた。 「!。 ・・・・可愛いな、小さいケーキか? これ僕が貰っていいのか?///」 「バレンタインのお返し。 シュラがくれたのは、モンスターチョコだったけど、一応な(笑) ちなみにそれケーキじゃなくて、デコッたクッキーだからな。」 「へ~、何でそんなこと知って・・・ ま、まさか!?!」
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