第6話

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洋介は宣言通り、夏と共にいなくなった。 そして『bouquet』も閉店し、洋介家族は姿を消してしまった。 夏が終われば秋がくる。 秋が来れば冬が来る。 季節はワタシ達に関係なく過ぎていく。 そしてワタシは洋介と出逢った夏を一人で迎え、一人で見送った。 ワタシに残されたの洋介の『声』だけ。 毎晩、洋介を想う。 声を聞けば会いたくなる。 募る想いとはウラハラに季節はどんどん過ぎていく。
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