574人が本棚に入れています
本棚に追加
洋介は宣言通り、夏と共にいなくなった。
そして『bouquet』も閉店し、洋介家族は姿を消してしまった。
夏が終われば秋がくる。
秋が来れば冬が来る。
季節はワタシ達に関係なく過ぎていく。
そしてワタシは洋介と出逢った夏を一人で迎え、一人で見送った。
ワタシに残されたの洋介の『声』だけ。
毎晩、洋介を想う。
声を聞けば会いたくなる。
募る想いとはウラハラに季節はどんどん過ぎていく。
最初のコメントを投稿しよう!