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「「ごっ、ごめんなさい!!」」
二人は一斉に謝ると車イスの少女は渋々許した様子だった。
「それで貴方たちを呼んだのはもう一つの理由です。まずはこれを見て下さい」
そう言うと車イスの少女はパソコンを付け、画面を二人に見せる。画面を見た二人の顔付きが変わった。
「これ…」
「そうです。最近、噂になっている事件です………どうやらこの犯人は…高宮高校に居るようです」
車イスの少女は淡々と話し続ける。高宮高校は進学校で近所でも偏差値が高い高校である。
「…なるほど。これは潜入捜査って訳ね」
「へぇー♪進学校に潜入か」
二人は意外にもヤル気があるらしく、これには車イスの少女は安心した様子だった。
「…いいですか、二人とも。私たちが超能力者だと絶対に気付かれないで下さいね」
「そんな事は分かってるよ」
少年がそう言うと車イスの少女も頷く。もし超能力者だと分かれば奴らから狙われる危険が高くなる。
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